2016年11月30日

#べっぴんさん あらすじ&私評 第51回: 考え方は違ってもいい  #NHK #朝ドラ

そうはいっても夫達は本当に理解のあるタイプだよね。

<新聞に載った効果か、ベビー相談室はますます大盛況。だがすみれたちは、ひとりだけ新聞に無視された形の明美の心を気遣う顔。
 
板東営業部で、すみれたちに断られたことを報告している紀夫。会社の今後のためには大急に恩を売っておきたいのに、と社員達は深刻に受け止め、説得できない紀夫を責める顔。紀夫はもう一度説得してみる、まずは大急に少し時間をもらえるように話してくる、と出て行く。紀夫が去った後、いずれは社長になる人なんだからがんばってもらわないと、などと話す一同、それを外で漏れ聞いてしまう紀夫。


営業終了後、じゃまたねと去って行く後ろ姿を見ながら明美を気遣うすみれたち3人。明美の力が大きいのになんであんな記事になってしまったんだろう、でももう出てしまったし…。

板東営業部では、潔に茶を出しながら、もともと人付き合いの苦手な紀夫には荷が重いのではと気遣うゆり。だが潔は大丈夫だという。

自宅で、大急の担当者に会ってもう少し時間をくれと言ってきた、とすみれに話す紀夫。
もう一度考えてみる気はないか、もっとたくさんの人に知ってもらったり使ってもらったり、そこから色んな可能性が広がるのではないか?そう問いかける紀夫にすみれは
「可能性…」
と思案顔。

タグのための刺繍をみんなでしているすみれたち。ふとすみれは手を止め、皆に話がある、という。
大急の話を受けてみたいと思う、と。なぜ?と良子に問われ、
新聞で4人のお店だと言うことがちゃんと書かれていなくて、悔しかった、ちゃんと知ってもらいたいと思った、と涙ながらに言うすみれ。
うなづく一同。
微笑む明美。

板東営業部を訪ねるすみれ。紀夫はちょっと出かけているという。紀夫不在の間に紀夫について話す一同。最近は接待でお酒を飲んで夜遅く帰ってくることが多くなった、とすみれ。潔は、来年には紀夫を社長にと思っている、と話す。

そこへ紀夫が帰ってくる。すみれは、大急の話をやはりやらせてほしい、と頭を下げる。
  
キアリスには、武が刷り上がった包装紙を持って戻ってくる。かわいらしいできばえに歓声を上げる一同。

そこへ夫達がそろってやってくる。大急との話を詰めようというのだ。
大急でやるためにはもっと縫い子も必要になる、と言うと、すみれたちは商店街の時子さん達はどうかという。夫達は、素人やないか、と難色を示すが、教えればいい、すじもいいしいいのじゃないか、と女性達は意見が一致。
もっとスペースも必要になるが、それについては君枝が自宅の部屋を提供すると言い、昭一に琴子の説得を頼む。以前に君枝の頼みを琴子に言えなかった負い目のある昭一は言葉を返せない。
さっそく時子さん達に話さな、とぞろぞろ出て行ってしまう女たち。あきれ顔の夫足たち。

酒を飲みながら、不思議や、と口々に言う男達。
キアリスが、よういままであんなんでやってこれた、というのだ。
これからは俺たちがたずなをとらなければ、と言い
「男会結成や!」
と完売する夫一同。

夜も遅いのに店の前を掃除している武。すみれたちと時子達との話し合いから明美が帰ってくる。ほかの3人は直接自宅に帰ったらしい。
「さんざんダンナの愚痴を聞かされたわ…。それでも帰る家があって待ってる人がいるんやもんな…」
と明美。

そこに、キアリスを紹介した新聞記事を持った怪しい人物の影。

影は…人の寂しさに…しのびよるものなのです…とナレ>

この時代の雰囲気が本当にどうだったのかは分からないけど。
必ずしも今の方が男性が理解がある、とは言えないのかもしれない、時代は時に逆行する。案外戦後の、新しい風に吹かれているこの時期の方が人々はまっとうで健康的な思考をできていた可能性もある。
とはいえ、やはりそれまで根強かった男尊女卑的社会のことを思えば、彼ら夫達は本当に理解のあるいい人たち。なんにつけ人々は、完全に意見が一致しなければいけないのではなく、むしろ意見の違いがあるほうがいいとすら言える。違いがあって、それぞれの視点からの見方をすりあわせる方がよりよくなる。どうしたって人は自分だけでは完璧ではない。自分に見えていないところを見て指摘してくれる人の存在は必要だ。要はバランス。
彼ら夫達は、妻達の考え方に呆れつつも、頭ごなしに押さえつけるのではなく、自分たちにできることで協力していこうという姿勢。理想的ではないか。
  
しかし明美の最後の、愚痴を言っても、帰る家があり待っている人がいる、という言葉。これは私にも刺さる。寂しさがよーく分かるよ…(T_T)。

だがここでも、明美のような、「立場が違う人」がいることが、色々な意味でいいのである。全く似たもの同士で集まったら、発想は固定化する。明美の寂しさを思いやる気持ちが生まれるだけでも、すみれたちにとって良いことだ。
そういえば明美自身も、かつて貧乏で、それゆえに金持ちのすみれなどのことをよく知らないままに恨んでいたが、今また別の意味で彼女たちをうらやまざるを得ない境遇になっているが、かつての逆恨み的心情からは脱しているらしいのが喜ばしい。とはいえ彼女の心境を想像すると辛い、我が身もまた…あるからね。
だがともあれ、立場や境遇の違う人たちが、互いに変に羨んだり恨んだりするのではなく、思いやり合い理解し合いながらことをなしていく、という姿が描かれそうなのはいいことだ。

posted by おーゆみこ at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | べっぴんさん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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