2010年12月18日

【てっぱん】第71話 痛みでつながる #nhk #teppan #drama

欽兄の株はダダ上がり(ってそんな言葉ない(^_^;))

<伝の作った肉じゃがを食べる美咲と一同。伝はあかりに礼を言うが、あかりは、お礼なら美咲ちゃんに、という。
「美咲ちゃんのおかげで伝さんやる気になったんじゃから」
「美咲、ありがとな〜」
「お安いもんや、わがまま言うて感謝されるんやったら。なんぼでも言うたるで」
一同笑って、鉄平も、おまえはほんまにひねくれてるな、と言いながら美咲を外に連れ出す。

外で、鉄平は、あかりとは血がつながっていないこと、あかりは養子で、母親は生まれてすぐに亡くなり、父親はどこの誰かも分からない、と美咲に話す。
「人生、思い通りにいかんことだらけじゃ。でものう、その気になれば、運なんか取り返せる。あかりを見とったらそう思う。家族も、学校も、面白いようにするんも、つまらんようにするんも、おまえ次第じゃ」
黙って聞いていた美咲は、歯に青のりついてるで、と鉄平をからかって、そのすきに走って店に戻ってしまう。
だが鉄平はなにか手応えを感じた様子。

尾道。
錠と真知子はまたも南天の小枝について話している。どうやらあかりが小夜子に聞いたことを伝えたらしい。
「難を転じるか…」
「災いよけのお守りじゃったんじゃね」
「今時、そんなこと知ってる人おったんかの」
きっと育ちのいいお嬢さんではないかと期待する真知子。
嫁が来て孫ができたら、またお好み焼きを5枚焼ける、と錠はさらに先まで期待。
そんな話をして笑いあっているところに、年配の婦人が尋ねてきた。吉野と名乗る婦人は、尾道信金につとめている息子さんにお世話になっている、という。
「ああ、お弁当の?」
「はい!」
「ほほ、本人より先に親御さんが来てしもた…。は、はじめまして、私、錠いいます!…」
といきなり立ち上がって挨拶を始める錠。
そこへ欽也が入ってきた。それに気づいて立ち上がり、深々とお辞儀をする吉野。欽也は驚いて近づき、吉野の腕をとり、
「よかった〜!出かけられるようになったんじゃね!」
「はい!おかげさんで!」
「よかった!ほんとよかった!」

吉野が息子を亡くして悲嘆に暮れていたところ、欽也が毎日のように顔を出してくれたのだという。食事ものどを通らないようだったので、食事も一緒にと言ってくれた。
「おかげで、食べられました」
そこへ龍円がやってきて吉野に気づき、声をかける。吉野は龍円の檀家でもあったらしい。

大阪。真知子に託されて加奈があかりと鉄平の分の弁当を持ってきている。久しぶりの真知子の味に大喜びのあかりたち。

尾道では吉野が持ってきたのか、一同でおはぎのようなものを食べている。すみません、こんなおばあちゃんで、と言いながらも吉野は
「でも、気持ちが少し若うなりました。お弁当を食べながら、昔のことをいろいろ思い出しましてねえ」
「うちも、いろいろ思い出しとりました…。食べ残しがあったりすると、どこか悪いんじゃないかと心配したりね…」
と真知子。
「わかります。お弁当は、手紙みたいな感じで」
「はい、吉野さんとも楽しくやりとりさせてもらいました」
「坊主の説教より、弁当のほうが効いたのぅ」
と龍円。

真知子はさっそく鉄平に顛末を電話で伝えている。
「でもお母ちゃんは嬉しかったんよ。欽兄がどんなふうに仕事しとるのか見せてもらえたけえね」
「ほんま欽兄らしいわ」
「人が見ていないとこで、一生懸命がんばっとるんよ」
あかりに電話を替わる鉄平。弁当を食べていたらお母ちゃんの顔が思い浮かんだ、とあかり。
「にこにこしながらお弁当作っとった」
「ほうよ、お弁当作るときは、おかあちゃんは誰だって笑顔になるもんよ。子供が食べてる顔思い浮かべるけんね」
「おかあちゃん…」

そんなあかりの声を聞きながら、静かにほほえんでいる初音。

しばらくして。伝が美咲とやってくる。美咲を家に帰らせることにした、と伝。美咲も納得している様子。そして美咲からプレゼントだという。それは出前用の岡持だった。鉄平はふたの裏に何か書いてあるのを見つけ、あかりの肩をたたく。
「がんばれ おのみっちゃん」
と書いてあったのだ。
あかりと鉄平がありがとうと言うと嬉しそうな顔になる美咲。

迎えに来た両親に連れられ、天神様のあたりまで来た美咲。父親に、これおじいちゃんと一緒に作ったのだ、と木工のアヒルのマスコットを見せる。それを見た父親は
「親父…世話になったな」
「忙しいやろけどな…たまには顔見せや」
照れくさそうに言う伝。
「わかった…」
と息子。
「おじいちゃん、また木工教えてな? おねえちゃん、おにいちゃん、おじいちゃんがボケへんように、時々相手したってな!」
両親とともに去っていく美咲。一度曲がり角を曲がってもまた、手だけ出して、その手に持ったアヒルのマスコットを振ってみせる。涙をこらえる伝。

家に帰って、美咲とともにやっていた木工のことを思い出してしんみりしている伝。そこへ初音が入ってくる。
「な〜んや。生きてるんかいな」
「なんや人の家勝手に上がり込んでそれはないで」
「返事がないさかい、死んだかと思たわ」
「なんの用や」
「独居老人の、見舞いや」
初音は食事を差し入れに来たのだった。
伝の前に小皿を並べている初音。
「わしな…一人で飯食うの、なんとも思ってへんかったんや…。ああいうんは、慣れやからな。…初音はん、あんた、もう戻られへんやろ」
「なにが」
「あかりちゃんがおらへんかったときに」
「…せやな」
「おーお、あっさり認めやがったこのヘンコが…」
「いらんかったらもって帰るで!」
「ちょちょちょ、食べるで、食べますがな!」

汁をすすって
「ああ…美味いわ…」
と伝。
「あんた、また料理作り」
「え?」
「こんど孫が来るまでに、腕上げとかんと、うちの料理教室の名に傷がつくさかい」
穏やかな光の中で向かい合う2人>

ひとはみんな独りだし、だからこそ独りじゃない。
と強く思っている今日この頃。
吉野さんもそう思っただろうな。

そういや語源的に「ひと」と「ひとり」ってのは関係あるんだろうか?
なんか気になってきた。

伝さんも…まあ彼はずっと初音さんのことは気にしていたわけだが、独りの寂しさを改めて感じたことによって、むしろひとりぼっちではなくなった。初音さんも当然そうだ。もちろん今までだってずっと孤独感を感じていただろうがそれは自分の中の奥深くにしまい込んで触れないようにし、そうすれば「慣れ」てしまう。けれどあかりの出現によって今はもはや「戻られへん」と思う。けれどある意味では孤独を以前より痛切に感じ、恐れるようになっているはずである。だからこそ伝さんと、とりあえずはご近所さんとしてであっても、より深くつながろうとする。自分が痛みを知ったから、ほかの人の痛みが分かる。その痛みが人と人とを結びつける。
恵まれすぎた境遇にいる人こそむしろ幸せから遠いかもしれない。痛みの分だけ人は愛を受けとることができるから。

美咲ちゃんも痛みに悶えていたから、あかりの痛みがすぐ分かった。同情でもないし、「私の方がマシ」なんていう比較でもない。言うなれば「同士愛」。

一度人を信頼する気持ちが芽生えると、その信頼を呼び起こしてくれた相手のみならず、会う人関わる人全てに対して基本的な信頼を持つことができる。美咲ちゃんは、あかりを信頼し、伝を信頼できた。だからこそ、両親のことも許して信頼しようと思えるようになったのだろう。そして信頼された人はそれに応えようとする。

痛みを経験して、それをほかのだれかのせいにして心を閉ざしてひねくれてしまう人がよくいると思うが、心を開けば、「痛み」は実は大きなポジティブのパワーを持っているはずなのだ。

うおお。もう眠い。なんか意識不明寸前なのでもう寝ます〜〜。
明日は例によって朝早くでかけ、夕方以降は職場でのXmasパーティで遅くなるため更新は遅れます、あらかじめご了承ください(って、あ!先週末の分も結局まだ書いとらん…)。


posted by おーゆみこ at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | てっぱん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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