2010年10月06日

第9話 似たもの父娘 #teppan #nhk #drama

あ〜あ〜。

<真知子が千春のことを話し始めたが、千春は顔を歪め、そんな話は聞きたくない、うちはほんまは村上あかりじゃなかったと言いたいのか、と猛然と反発し、きびすを翻して去ってしまう。
「ぜんぶ、ベッチャーのせいじゃー!」
と叫ぶあかり。

遠い大阪で初音は呼応するかのように
「そんなん言われんでも分かってます。あの子は尾道の村上家のもんや。もう2度と会うこともない子ですわ」
と、村上家と一緒に写っている写真の千春に話しかけている。

ことのいきさつを錠に話しているらしい千春。何を余計なことしているんだと気色ばむ錠。でもあかりはちょっと変だと真知子。あかりは何も変わっていない、へんなのはお前の方だ、と錠。
そこへ、あたかも名にもなかったかのように明るい声であかりが帰ってくる。「ほれみい」と錠。

夕食の支度を手伝いながら、さっきはごめん、とあかり。そして
「うちがすぐかっとなるんは、ほら…お父ちゃんに似たんじゃろ。…ほんで、楽観的なところはお母ちゃん似で、欽兄とは……不器用なところが似とるかも。ほんで、鉄兄とは…」
「…そうじゃね、無鉄砲なところ?」
「ふふ、ほうよほうよ、それにほら、勉強嫌いなとこ?」

それをひそかに覗き見て、微笑む錠。

このままおさまるかに見えたのだが…。

あかりは尾道での就職活動に苦戦する。教師は尾道での就職口はあまりないといい、大阪での就職を勧めてくるがあかりは尾道に固執している。
村上家一同もあかりの就職の行方を気にしているが、なかなか朗報がない。

就職活動の傍ら、最後の演奏会に向けての練習にも励むあかりと吹奏楽部員たち。
いよいよ演奏会の前日。吹奏楽部の仕上がりは順調のようである。みんな、悔いのないように思いっきり演奏しような、と顧問の教師。はい!と元気良くあかりも答える。

学校の屋上。加奈とあかり。明日であかりと演奏できるのはじゃね、と加奈。うちは音楽から卒業じゃ、とあかり。加奈は、だが、あかりが尾道での就職にこだわるのがいまひとつ納得いかない。自分はとにかく家を出たいのに、といい、でもあかりは家族思いだから、恩知らずのうちと大きな違いだ、と。加奈はなにげなく言ったようだが、あかりは過剰反応し
「そんなん、どう感じてもうちの勝手じゃろ? …何も知らんくせに…好き勝手なこと言うな…」
半べそをかいて去ってしまうあかり、戸惑う加奈。

篠宮造船所の久太が錠たちのところを訪ねてきていた。どうやらあかりは久太に雇ってもらえないか頼みにいったらしい。だが受け入れてあげられない、ということで久太がわざわざやってきたのである。すみませんねあかりが変なお願いして、と言った真知子に錠が反発。尾道で就職したいののどこが変だという。だが真知子は、この間まで音楽の道に進みたいといっていたのに変だろうと譲らない。ちょうどあかりが帰ってきたのだが気づかない3人。久太は帰ろうとして鉢合わせうろたえる。屈託ない表情をしてみせるあかり。
錠はあかりの肩に手をおいて
「あかり、お父ちゃんはお前の味方じゃからの」
複雑な表情で見ている真知子。

あかりはある会社から面接の知らせを受け取っていた。だがそれは演奏会の日である明日である。

演奏会当日。はりきってあかりの髪のセットをしてやる真知子。
「ねえお母ちゃん、お母ちゃんは村上家に就職したみたいだね。ずーっと、仕事しとる」
「なに言ってんの、お母ちゃんはお母ちゃんをしてるだけよ、それが好きなんやね」

今日ぐらいは就職のことを忘れて楽しんでおいでとあかりを送り出す真知子。

ところが。

あかりが演奏会場にきていない。鉄平も探しているようだが見つからないのだ。だがそこへ教師がやってきて、村上あかりはきょうは来れない、本人から連絡があり、就職の面接だそうだ、と皆に告げる。呆然とする加奈、唇を噛む鉄平。

面接会場で必死で自分のアピールをしているあかり。
「部活は、ブラスバンド部でトランペットを吹いています…いえ、吹いていました!」


(あんた…ほんまに、これで…ええのんか?) とナレ>

ほんとにあんたは、お父ちゃんにも兄ちゃんたちにも母ちゃんにも似ているよ。気を遣って、でもエネルギー量がそもそも高いようで、それだけに空回りも大きくなる。

なんにも知らずに地雷を踏みまくる加奈ちゃんがお気の毒。でもそろそろ加奈も、なにかあると気づくころだろうな。いくら尾道への就職にこだわるとはいえ、最後の演奏会をすっぽかすなんて尋常じゃないと思うだろう。

錠父ちゃんだって本当は気づいている、たしかにあかりがどこか無理をしていることは。でも認めたくない。だからそれについて何か言われると過剰反応ぎみ。
リアクションが父娘でそっくりだ。血がつながってなくても、ずっと一緒に暮らしていればそうもなるよね。

だれもあかりに、なにか偉そうに諭したり諫めたりしない。
お父ちゃんは「おれはお前の味方だ」って、どうすれば味方したことになるのかいまいち分からないが (^_^;)、ともあれ彼の方からこうしろああしろとは言わない。尾道で就職するのは素直に嬉しいからリキが入ってしまうが…。
真知子さんも、ゆっくりじっくり構えている。まあ彼女にも、こうするべきだという具体的な方針はなにも見えてはいないのだろうが。

そしてまた、初音さんの押し込めた哀しみに心が震える。
でも今週末までには話は大きく動くのだろうから、どうなっていくのかかなり楽しみ。

明日の放送は、トランペット監修の方が「なんど見ても泣いてしまう」場面らしいのでこれまた期待大。最後の演奏会のときは私も泣いたよなあ。3年生はみんな泣いてしまうのよね。ここの吹奏楽部のメイン曲は威風堂々のようだけど、私の時は「アッピア街道の松」で、いやがうえにも最後に盛り上がり、そりゃもう大泣きしながら吹いてましたわ。いまだにアッピア街道聞くと鳥肌…。








posted by おーゆみこ at 23:29| Comment(4) | TrackBack(0) | てっぱん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もう響いて響いてしょうがない。

まさに巣立とうとしているガラス細工のような子供たちが奏でる威風堂々、胸がいっぱいになります。
Posted by いとぱん at 2010年10月07日 08:28
はじめまして。「てっぱん」始まってからちょくちょくブログ拝見しています。

とても的を得た感想で、いちいち頷いてしまいます。

>「アッピア街道の松」
私も大学の演奏会のドリルのフィナーレがこれで、今聞いても思い出して泣いてしまうのです。
あんなに頑張っていた「威風堂々」吹けなくなってあかりは悔しいだろうなあ……(涙)
それは部員たちも同じですよね。

今日はつい、これだけ書きたくなってしまって、お邪魔してしまいました。
これからもブログ更新楽しみにしています。
Posted by ヒノッチ at 2010年10月07日 10:57
本当のツッコミになっちゃいますが・・・・・。あかりちゃんのお兄さんは欽也さんと鉄平君です。一人にまとめないであげてください。(^_^;)

家族の絆は見えないから、ささいなことで変わってしまうかもしれないとあかりちゃんも錠さんも怯えているのですね。
地元で就職させたいのは、手元におきたい父親の心理に加えて、今手放したら、あかりちゃんがどこかに行ってしまうのではないかという言い知れぬ不安があるように思います。
そして、あかりちゃんも、今親元を離れたら、村上家での家族絆の何かが変わってしまいそうな恐ろしさや不安を持っているのでしょう。

ペットを返すだけなら、郵送だって宅急便だってできた。それを敢えて大阪まで返しに行ったのは、手渡さなくてはいけない、会わなくてはいけない、と心のどこかで彼女を押す声がしたのだと思います。あかりちゃんは、確かに初音さんと千春さんの何かに引き寄せられている。そんな自分が、あかりちゃんは怖いのかも知れません。

村上家との「血縁」はいきなり無くなったものではありません。18年間、ずっとなかった。そして、それが無くても、幸せな家族としてやってこれた。変わったのは、あかりちゃんの認識だけ。
そのへんに早く気がついて欲しいと思う私です。
Posted by 櫻路@OPのお好み食べたい at 2010年10月07日 11:33
あらら。鉄平か。どこかでなにか勘違いして、実は鉄平と最初に書きながら、わざわざ、ああ違った、と鉄也に直していたのでした。あとで全部修正します。とりいそぎ。
Posted by おーゆみこ at 2010年10月07日 11:45
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。