2010年12月06日

【てっぱん】第61話 鉄平の性格/コミュニケーションが大事 #nhk #teppan #drama

オープニングの魚屋さん、腰くねっバージョンじゃなくなってるけどやっぱりいい味。

<あかりが帰宅してくると、すでに店が満杯で外にも入りきれず待っている人がいる状態。仰天するあかり。中では初音がお好み焼きを焼いている。そして振り向きざま
「ここはあんたの店やない!うちの店やでええ〜〜〜」
初音は「ベッチャー」となっていた。
……
「うわ〜〜!」
叫んで飛び起きるあかり。夢だったのである。ぜえぜえしてしまうあかり。
(さい先の悪い、夢見てしもうたなあ〜〜)

浜勝。小夜子と浜野がまたやりあっている。またブラバンのことですか、とちょうど入ってきたあかり。
「何をのんきなことを。あんたのことや」
小夜子はあかりがお好み焼きの店一本に絞った方がいいと言うが、浜野は浜勝を辞めさせたくないのだ。商売は大変だ、田中さんに一日も早く借金を返すのじゃないのか、と小夜子。だがあかりは、まだこちらにお世話になってちゃんとした仕事ができるようになっていないし、という。小夜子は、半人前が2つもよくばったら1/4になるだけだ、と主張。

尾道。錠は隆円と久太に千春の手紙の内容を伝えた。あかりの本当の父親のことはなにもなかった、と知って隆円は
「煩悩の種がひとつ消えたわけじゃのう」

久太たちは錠に頼みがあって来たという。工業高校のインターンシップの受け入れ先になって欲しいという。だが錠は、教えることには乗り気になれない。真知子は
「新しいことに挑戦しとるんよ、子供たちも」
そう言って、大阪に行ったときに家族皆で撮った写真を見せる。
これがあかりの店なのか、立派なもんじゃのう、と久太も感心する。
「ばあさんまで丸うなっておさまって…」
と隆円も感慨深い。
娘が頑張っているのに親父は高校生ごときにびびって情けない、と久太たちに挑発され、錠はインターン生を受け入れることに同意してしまう。

浜勝昼休み。皆が昼食をとっているがあかりは一人働いている。栄治が見かねて、昼ぐらい休めと言うが、早上がりさせてもらっているので大丈夫だ、とあかり。
「なんでそんな頑張るんじゃ」
「こちらがうちを拾ってくれたけ、お店開けたんじゃもん、ちゃんと恩返しせんと!」
「あんたは拾われたんちゃう。これみたいに、ちゃんと煮込まれたんじゃ」
煮物を指して栄治。
「?」
「いや、見込まれたんや」
「神田さん…」
「鶴やあるまいし、恩返しなんて大層やで!」

初音が近所の楠不動を通りかかると、鉄平がなにやらやっている。声をかけると、鉄平は嬉しそうに、手書きのビラを渡した。鬼たちがお好み焼きを焼いている絵に、「あの幻の味ベッチャー焼き」復活!」とある。
「ベッチャー焼き?」
「鬼のように美味い、ばあちゃんのお好み焼きのことじゃ!」
「はあ?」
そこへ伝がやってきて
「駅の方ばらまいて来たで!」
「よ〜し今日はベッチャー祭りじゃ」
「いよいよやな、初音はん!」
「なーに言うてますのや!うちは気ぃ向いたときしか店立たん言うたはずや!」
チラシを投げ返してさっさと立ち去る初音。
「え?ほいじゃ、今日は?」
「気は向かん!」
言い放って家に入って戸を閉める初音。

「…初音はん焼かんかったら詐欺になるで…」
と伝。慌てる鉄平。だがもうどうしようもない。
外で鉄平と伝がわーわーやっているのを聞きながら、ため息をつく初音。

あかりが帰ってくると、鉄平は店の中にチラシを貼り付けていた。何してるのかと聞かれ
「新しいメニューの追加じゃ」
「べっちゃー…って…。おばあちゃんの機嫌悪くなるじゃろ?!」
「すでに最悪じゃけえ…もう構わん」

あかりはあわてて台所にかけこみ
「おばあちゃん、きょうからよろしくお願いします!」
「なにが」
そらとぼける初音。
「なに、って、お店!」
「悪いけど今日は」
「伝説のお好み焼きの復活の日じゃ、ばあちゃん頼りにしとるけえ」
と鉄平もやってくる。だが初音は、料理のじゃまやと二人を追い出す。

チラシを手に、続々と人が集まってきている。仕方なく、もう店を開けよう、と鉄平。
「おばあちゃんのお好み焼き注文されたらどうするん!?」
「そんときは…そんときじゃ!」

鉄平は客を中に入れてしまう。店に入って、20年前と変わっていないと懐かしがる客たち。そして、結局みんな次々と「ベッチャー焼き」つまり「初音の」お好み焼きを注文するのだった。鉄平が尾道のお好み焼きが売りだと説明してもだれも聞いていない。うろたえるあかり。

初音は引き出しから以前使っていたらしいエプロンを取り出し、店に走る。店では鉄平が、ベッチャー焼きは鬼ババアが来ないと焼けないと説明、いつ来るのか、ほんとに来るのかとジレ出す客たち。
そこへ初音が登場。
「お待たせしましたな」
客は拍手で出迎える。
「すんませんな、鬼の角隠すのに手間取ってしもて」
「おばちゃん、懐かしな!」
と客。
「あんたまだ生きてはったんかいな!」
と軽口で応酬する初音。客たちは大喜びで
「これやこれ、相変わらずやな!」
「ぎょうさん死んだで、わしの毛根は!」
「しょーもないことを! あんさんはミックス、奥さんは豚玉のショウガ抜きでよかったな?」
「わしらの好み覚えててくれたんか!」
「来たかいあったわ、ねえ!」

呆然としているあかり。
「あんた、なにぼ〜としてんのや。お待たせしたお詫びに、焼きそば作ったげ!」
「はい!」

どんどん入る「ベッチャー焼き」注文に「あいよー!」と応じる初音。和気藹々の客たち。

夜。売り上げ計算しているあかりたち。
「きょうの売り上げ、ぶち凄いのう!」
単純に喜ぶ鉄平。
「そうじゃね」
あかりは複雑な表情。そして初音に向かって
「今日は…ありがとう」
「お客さん待たせてしもたな」
「ばあちゃんが気ぃ向かん言うたけんのう…」
と鉄平。
「ルール決めよか」
「ルール?」
「うちは大家が本業や。下宿人のご飯作り終えるまでは店には立たへん。仕入れも仕込みも、あんたの仕事や」
「分かった」
「やるからには、店も下宿も手抜かへん。せやから、あんたも、店も会社も、両立させること、ええな?」
「はい!」
「あ、俺は?」
「あんたは…この子のじゃまだけは、しなや」
そして引っ込んでしまう初音。

顔を見合わせて笑顔になるあかりと鉄平。
「あかり、明日からも頑張ろうぜい!」
(せやけど、悪い夢が正夢にならへんとは、限らんでえ…)>

まあさすがにあの涙涙の2週間のあとは、ちょっとほっと一息、かな。

とりあえず今日の分は私評としてはあまり書くことがない。
よけいなことしいの鉄平が気になるかな。本人は役に立ちたくてたまらないのに、どうも空回り気味。
ただ基本的に「そんときはそんとき」的に生きていけるので煮詰まることはないようだが。
ここで久々に性格類型話。鉄平は間違いなく、ESFPだ。外向的、現実的&感覚的、感情的、そして「臨機応変」。そういえば私の親しい友人と感じが似ているかも。彼はちゃんとテストをやってみた結果ESFPだったが、まさにそういうタイプ。情にもろいが切り替えは早い。繊細だが臨機応変。人生を突き詰めて考えるような趣味(?)はないが、それなりに即座に「本質を把握」はする。
鉄平は「よけいなことしい」で、ときにほんとに「じゃましている」のだが、でも実際は彼の行動で風穴が空いて物事が変化する。いたずらもののトリックスター。社会にはこういう人が必要なのである。秩序を守る人ばかりだったら社会はむしろ良くならず、閉塞すると思う。ときに叱られたり迷惑をかけたりするけれど、それを悪しきものとして排除するような社会はろくでもない。少なくとも鉄平は愛に溢れている。愛に溢れる余りに暴走するのだが、それはきっと悪い結果にはならないのだ。短期的に見たときはともあれ、結果的には。

それにしても初音はん、20年前の常連さんの好みを覚えてるってさすが、商売人の鑑。私も今日これから美容院に行く予定なのだが、指名の美容師さんがいつも私の話の内容を覚えててくれて嬉しい。メモでもあとから書いているんだと思うのだが、私は半年に一度ぐらいしか行かないのに、なにげない振りで私の前回言っていた内容の話題を振ってくるので感心する。かといっておしゃべりなのではなく、とても、それこそ「空気を読んで」適切に話しかけたり放っておいてくれたりする。まだ若いお兄ちゃんなのに(でもってけっこうイケメン)。私はすっかり彼のファンで…イケメンだからじゃなくて話を覚えていてくれるという点で…彼が休みのときには行かないし、もし彼が別の美容室に移ってもついて行こうとさえ思う。
そして私自身もサービス業(英会話講師)のはしくれとして、見習わなければと思う。

つまりどういうことかというと、一番重要なのはコミュニケーションだということだ。そしてそれは言い換えれば、相手のことを思う、ということなのである。




posted by おーゆみこ at 16:14| Comment(2) | TrackBack(0) | てっぱん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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